桜の降る日に
3
俺は一ヶ月に数回運動をしに街のほうによく行くんだけど
今日がその日だった。
『……おいこら。もう終わりかよ?』
運動っていうか喧嘩だけど。
たまには動かないと鈍ってしまう。
もちろん、喧嘩は売らない。
売られたのを買うだけだ。
「大和もうやめとけよ。
そいつのびてるから。」
そう言って止めるのは
『…しゃーない。
勝也これからどうすんだ?』
勝也。
タラシだけど喧嘩は強い。
「んー、決めてない。」
もともと知り合ったのは夜の街で
後から学校ばったりあって同じ学校って知った。
『じゃあ、家来いよ。』
くるみいるけど。
「おう。じゃあ、行かせてもらうわ。」
そうして、俺と勝也は家に帰った。