春風に包まれて
『知らねぇよ!俺、教室いかねぇし!』
俺が答えると
『来ればいいのに!楽しいよ?』
と言ってきた。
『楽しいわけないだろ!』
俺が鼻で笑うと女は
『そうかな?楽しいけど…』と少し落ち込むように言った。
『俺にとっては楽しくねぇよ!』
俺はウザイと言う様な口振りで言った。
そんな俺に
『何で?』と不思議そうな顔をする女。
『何でって何が?』
俺は面倒くさくなってきた。
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