君だけの王子になるために I


週始め、重い足取りで向かう会社

専務室前でため息が出た。

「おはようございます、本日の予定を・・・」

「なぁ、話していいか?」

「私、これっぽちも話す事ございません、あの事は、気にしてませんからでは続けます・・・・・」


「田中になくとも話を・・・・」


「以上で・・・・では」



ため息ついている海東を
面白がっている美桜

「何話したいんですか?」


「聞いてくれるか?」と満面笑み

「上司と部下以外の話なら聞かないけど?」

「じゃあやめとく」

「本社から専務に挨拶があるそうで接待お願いします」


仕事以外はそこら辺に男と対して変わらない。
私に何言いたいのかさえ
煮えきらない人、高橋さんで充分



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