君だけの王子になるために I
カウンターに座りなんて居心地の悪い場所なんでしょ?
ひさしぶりにみる美桜やっぱり可愛い
目尻をさげた
「あのぅ、海東専務、そちらのかたはだれなんでしょうか?」
「あ悪い、俺のばあちゃんの海東 春
でこいつが、・・・・」
「そのおきれいな方は?」
「山科 晴美です、来年海東と結婚しますの、いいでしょ?美桜さん羨ましいでしょ?」
海東を睨んだ。
「あなた達、お知り合い?」
「美桜さんが俺の彼女だ、」
「匠さんまだそんな事言ってるの?」
「美桜さんはどう?」
「ごめんな 海東、美桜さんの彼に立候補してるんだが、断れ続けているんだ、海東からなんとか言ってくれよ」
なんとかと言われても・・・・俺は美桜を諦めない
美桜も諦めない、なんでこんなところに私が?
心が痛くなって ポタリと涙がこぼれ落ちた。
パーティー中の会社の方が美桜に気づいて
「海東専務、こんな惨い事をよく平気でやれますね、そこの婚約者も・・・・美桜に何しました?専務があれしたこれしたって報告してきた上にベッドの行為すら平気で、あげくの果てに、美桜が惣菜作ったでしょ?それくらいの事しなくて婚約者?あきれてしまう、美桜にはもっといい人見つけてあげる、上田も高幡もその上に専務すら奪うって・・・・専務の事も由紀さんにそそのかされたんでしょ?美桜から奪えって・・・・」
「それ本当?晴美さん匠?」
「俺は初めて聞くが・・・・山科さん本当か?由紀が関わってるのか?」
「・・・・・・・・」
「美桜、行こう向こうで楽しもう」て連れていった。
「やっぱり来てよかった。帰ったらどなりつけてやる、匠も考えなさいね」