君だけの王子になるために I
広報のドアをノックした
「本日からこちらでお世話になる海東 匠です、歓迎会に来られられないと聞きましたから、これ差し入れです」
「海東さんが女神に見えた、皆さん休憩してください、ありがとうございます、私がこの課の主任の田中 美桜です、いらっしゃいです、匠さんやっと会えましたね」と少し目が潤んでいるように見えた。
「時間かかったが、美桜の傍に・・・いるからなこれからは」
「うん」
「ばあちゃんから伝言、遊びに行くから」