君だけの王子になるために I
裏口につき
LINEを送った
『裏口にいます』
よし、切りをつけて向かった。
ひさしぶりに隣を歩くのが
くすぐったかった。
会社をでてすぐのところにある
barに来た
店の中に入ると懐かしい雰囲気
「なんとなく隼人さんとこに似てるでしょ?」
「あぁ・・・・」
カウンタに座り、オーダした
グラスを傾けかんぱーい
「匠さんに逢ったら言おうと思ってもなかなか言えない、そんな事わがままでしかないよね?でも言わないと・・・」
「ん?何を、美桜からなに言われても構わないが、俺は美桜が好きだからあの時からずっと・・・」