嫌いだけど…しゃーなし
水島君と優夜が普段話さない私に話し掛けただけで充分目立ってるのに 余計なことしないでほしい
「なに?どーしたの?」
ほらほら余計な人が寄ってきちゃったじゃない
「…緑川さんの言葉ってキツいんだね〜?」
「え?そーなの?こわーい」
「は?別にあんたたちと話すつもりないし害なんか無いでしょ?」
「うっわ…ホントだ こっわ!!
優夜ぁ?緑川さんと幼馴染みとかありえないよ?嘘つかないで?」
優夜を上目遣いで見つめる
「ふふふ そうだね
俺 千尋のこと このクラスの誰よりも大事だからいじめないで?」
「ぇえ?私たちよりも〜?」
「うんごめんね 千尋が一番好きだからさ」
笑いながら何気にスゴいこと口走ったよね?
彼女たちの冷ややかな目線を気にしながらも
私の耳はしっかりと優夜のその言葉をとらえていた