嫌いだけど…しゃーなし
「意味分かんなぁい ねぇ蒼斗?」
「ん〜…千尋ちゃん意外といい子だよ?」
「え〜?蒼斗までこの子の味方なのぉ?」
「そーゆー訳じゃないけどね」
水島君がやんわりと躱(カワ)してくれて追い払ってくれた
なんだ…水島君て意外といいやつじゃん
チラッと見るとちょうど水島君もこっちを見たようで目が合い ん?って言いながらニッて笑った
つい いつもの癖で ふいっとそっぽを向く
「はは…」
水島君の苦笑いが聞こえた
…なんか ごめんね水島君
ちょうど始業の鐘がなってみんな席に着き始めた
もちろん 優夜も