嫌いだけど…しゃーなし
「え」
言ったときには遅かった
もうストローに口をつけて飲んでいる
きっと間抜けな顔をしていたであろう私
ププッと笑いながら私の元にシェイクを戻す優夜は
そのまま私の口に入れてきた
「旨かったよ 千尋のシェイク」
一気に顔が熱くなる
間接キスじゃん…!!
キッと睨み付けるけど…
「なによ 間接キスなんかよゆーっしょ?
フツーにキスしてるんだから」
「さ さらっと流さないでよ!!」
間接だろうがなんだろうがハードル高すぎるっつーの!!
「まじ意味分かんない ホント訳分かんない まじなんなの…」
「はいはい 今はご飯の時間だからね
口動かすのは食べるためにしたら?」
まくしたてる私の口にポテトを突っ込んだ
しかも五本くらい