嫌いだけど…しゃーなし
「………………
で?どこ行くのよ?早く先歩いてよ」
「……おい
変なこと言い出したのお前の方だろうが」
「…………………」
結局やって来たのは安くいろんな物を売っている店
…言っちゃえばドン・キホーテね
たくさんの人が黄色い大きな袋を持って出ていく
そんな中優夜は一直線に香水のコーナーへ
甘ったるい匂い
柑橘系の匂い
いろんな匂いが混ざりあって
特に前者が強いから…ホントにくっさい!!
香水自体は嫌いじゃないんだけどこんなに混ざった匂いはちょっとない
思わず手を鼻にあてる
「…優夜って香水好きだっけ?」
「んー…まあ…」
絶対聞こえてないな
返事がテキトーだ
何種類かの香水を空気中に撒いて手で匂いを嗅ぐ
匂い好きだけど あんなにかむと鼻が可笑しくなっちゃうんだよね〜
よく平気だな
「お!!これがいい!!」
と 1つの香水を持ってレジに向かった