嫌いだけど…しゃーなし





『こんな風に撮れたよ♪
次は落書きだよ♪右側の落書きブースに移動してね♪』



「ホンット意味分かんない!!
なんなの?ばかなの?なんでそんなことすんのよ!?」


「だから 画面に合わせようって言ったじゃん
良いよって承諾したのも千尋だろ?
どこに文句の付け所があるんだよ」



言い合いながらも移動を開始する







『落書き開始だよ♪』



ちゅー…キス…またしてもうた…


あ でも優夜の後頭部しか写ってない

私の顔は一応写ってなかった



不幸中の幸いかな…



隣ではやはり慣れた様子でペンを動かしている

カツカツカツと音をたてて



「…ねぇ…なに書いてんの?」

「んー…俺らラブラブなやつ…?」

「いや 意味分からんし」





「…ねぇ…なに書けばいいか分かんないんだけど…」

「あー…じゃあ なにも書かなくていいよ
俺書くし」






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