嫌いだけど…しゃーなし




楽しまなきゃ損だろ?って笑うけど


そんなの分かってるよ


十分 今のままで楽しいよ



隣で優夜がなんかしてるだけで十分 楽しいよ




「ブランコかーしーてー」



その声と共に視界の下の方に入ってきたのは数人の小学生



私は何も言わないままブランコを降りたけど優夜は違った


「おぅ 良いぞ良いぞ?押してやろうか?」


と まだ少し高い所からヒョンと飛び降りた

うわ 危なっかしいな


「うお〜!!スッゲー!!俺も真似してぇ!!」

「だろ?
でも真似はダメだぞ?お前らじゃあ怪我しちまう」

「ちぇ つまんねぇの」

「まあ 怒んな怒んな 押すぞ?」



「うんっ!!」





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