ある日の歩……なんか変だ。
本人は必死に隠してるけど、なんか元気がないような……?



案の定、無理して明るくしてたみたい。


歩のそうゆうのすごい嫌なんだよね……。

周りの空気を大事にする子だから……自分が我慢したり、装ったりするのに慣れてる。



そうゆうの、私から見るとすごく痛々しいよ。



「昨日ぶたれちゃってさ。」


軽く、歩は昨日の達也君とのケンカの話を始めた。


ぶたれた?!


私は驚いたし、嫌な予感がしたけど、歩の大丈夫大丈夫!と言いながら笑う姿に、流されてしまった。





あの時、無理やりにでも達也君と会わさないようにしたら…あんな事にはならなかったのに………。


私は今でも後悔してる。


< 175 / 216 >

この作品をシェア

pagetop