そんな事を考えてたら、いつの間にか真奈美と健太君は信号を渡ってしまっていた。


「俺らも行こ。」


少し照れながらも、あたしに微笑みかけた。


細い目が笑うともっと細くなって……


たれ目になって……


そんな達也の笑顔。


朝日のせいなのかな…?

笑顔が、キラキラしてる。



「うんっ。」



達也のブレザーの端を少しつまんで、歩きだす。


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