「なぁなぁ海とかどーよ?!」


健太君が、机の上の情報雑誌に映る真っ青な海を指差しながら、目を輝かせる。


「海かぁ〜。」

達也も楽しそうに海のページを読み始めた。


「海ねぇ……。」

真奈美は、頬杖をついて少し悩み顔。



あたしは………



「海はちょっとなぁ〜……BBQやんない?!」

海は反対。



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