学校の帰り、水着を買いに行くため、真奈美と電車で街の方へ寄り道。


たまに行く大きなデパートの3階は、様々な色と形の水着で溢れるコーナーに衣替えしており

夏を間近に意気揚々とする女の子がたくさんいた。


「歩ぃ〜どうせなら、もっと大胆なのにしなよ!」


黒の三角ビキニを持ちながら、真奈美があたしに指摘した。


「恥ずかしいも〜ん。」

あたしが持ってるのは、ビキニだけど長いスカートがついてるやつ。



結局、このスカート付きの薄いピンク色に水着にした。


「海楽しみだね!」


「ん…うんっ」


真奈美もいつの間にかノリノリで、浮かない顔なのはあたし一人だけ……。



< 88 / 216 >

この作品をシェア

pagetop