掌
海に来てから2時間経ち、昼の2時……
太陽も元気よく輝いて、太陽の下、海で夏を満喫する人も増えてきた。
「なぁなぁ、腹へらない?」
達也を砂に埋めながら、健太君がふと言った。
確かに…もうお昼過ぎだし、はしゃぎすぎてお腹ペコペコ。
「じゃあ、じゃんけんで負けた奴がパシリなぁ!」
「負けないぞー!」
お昼を賭けて、四人で本気じゃんけん。
「じゃ〜んけ〜ん……」
「ぽんっっ!!」
何をするにも、四人は本当に楽しそうだった。