振り向くと


「うわ……。」


真奈美はすっごく嫌な顔して、嫌悪感たっぷりに呟いた。


あたし達に話しかけてきたのは



一言で言うならば、チャラ男三人組。



「二人共むっちゃ可愛いやん!」


「なんでそんな焼きそばいっぱい持ってんの?!」


「俺らと食うべ?!」



何が楽しいのか……


ケラケラ笑いながら、あたし達に絡んでくる。


「行こ、歩。」


真奈美は、そんなチャラ男を無視して歩いていく。

あたしも、真奈美に慌ててついてく。


「歩ちゃんって言うんだぁ〜。」


「きゃっ!」


チャラ男の一人に腕を捕まれた。



< 95 / 216 >

この作品をシェア

pagetop