掌
夕方まで、ビーチバレーしたりバナナボートしたり、海で目一杯遊んだ。
四人とも小麦色になるまで、太陽の下で海を楽しんだ。
達也も普通に接してくれたし、やっぱりさっきのは気のせいだったのか〜。
なんて、気楽に思ってた……。
帰りの電車。
海を名残惜しく思いながらも、興奮はまだやまない。
「マジ楽しかったぁ〜。」
「また行こーね!!」
地元が近くなってきた時、達也がこれから家来いよ。とあたしを誘ってくれた。
もちろんあたしは頷く。
ラブラブ〜、と真奈美と健太君に冷やかされながら、達也の駅で一緒に降りる。
その途端に
達也の表情が変わったんだ。