俺様ホスト ✕ 鈍感ガール 【続編】




小さな小さな声だった。


だけどしっかりと俺の耳に届いた。


「……あ……く。
あ………ゆ…む…くん。」


「桜空!
起きたのか?!
俺が誰かわかるか?」


「………えへ。
わ……分かる…よ。
のど……かわ…い…た。」


ふにゃって笑う桜空は


一気に俺の心を高ぶらせた。


桜空がやっと目覚めた…。


俺は桜空が水を飲んでいる間に


担当医を呼んだ。




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