我那覇くんの恋と青春物語~桜沢紗希編~
我那覇くんへ
こんにちは。

そちらは変わりありませんか。

私のほうはようやく講義にも慣れて、少しずつサークルにも顔を出す余裕が出てきました。



でも、まさかあなたが通う学部が、私とキャンパスが違うなんて・・・

また、離れ離れだね・・・

でも、前よりも寂しくなんかないよ。

やっぱり、二人が繋がっているからかな?

なんか、恥ずかしいこと書いているね、私。



そうそう、百合ちゃんが試合のチケットを送ってきてくれたんだ。

今度、二人で見にいこうね。

話したいこともたくさんあるし、普段会えない分をうんと楽しもう。



あっ、お姉ちゃんが「運転は任せて」だって。

もう、応援もほどほどにしてもらわないとね。



それでは、また連絡します。





桜沢紗希
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