あなたとの距離 あと１０センチ

どうすれば・・・
どうすればいいんだ！！


海「ちょっと、あんたの親　
　　財閥の社長なんでしょ？
　　どうにかできないの？」

真「・・・今、この広間にいないし、
　　あのおっさんの会社とは差が
　　ありすぎるわ・・・。
　　誰も文句は言えないのよ・・・。」

海「そんなー・・・。
　　今、お父さんもお母さんも、
　　お兄ちゃんたちもいない・・・。


　　いやだよぅー・・・・・・。





　　ふぇ・・・」


真「泣かないでよ！！」




斗『ごめん・・・・

　　二人とも・・・・・。』

海「ううん・・・
　　ぶつかったのはあのおばさん
　　だもん！
　　と・・うまは悪く・・ない。」

真「そうよ・・・・。
　　でも、このままだと
　　・・・・・本当に
　　つれてかれるわ・・・・。」





くそ！
誰か・・・。
誰でもいい！！
お願いだから・・
二人だけでも助けてくれ！！







百「さあ！
　　早く帰りましょ！」

　
　　ギュ


斗『ちょ！』

いきなり腕を組まれひっぱられた。


奥の方にはリムジンが止まってる。