あなたとの距離 あと１０センチ

斗「！！！！！」


すると現れるピンク色の瞳。
私は青目じゃない。
それはカラコンを付けてたから。



斗「すっげーきれい・・・。」

愛『え？』

斗「愛美の瞳。
　　すっごくきれいだよ。」


　　チュ



そう言ってキスをする。


愛『どさくさにまぎれてキス
　　しないでよ。』

斗「ハハハ
　　ごめん。


　　でもなんで両親はいんだよ？」

そう、思うのが普通だよねー。



愛『お母様たちは仕事ばっかり
　　だったから初めて話したのはね
　　四歳なの。

　　うまれたばかりのころは
　　仕事でうまってて
　　やっと休みをとれるようになった
　　のが四歳。
　　だから、亡くなったのは私のメイド
　　数名。
　　その中に死ぬまでずっと優しくして
　　くれた人がカラコンをくれた。

　　それからは見た人以外は私を見ても
　　何ともないの。』

斗「だから両親は知らない・・・と。」

愛『ええ。
　　今では昔そんなことがあったのを
　　知ってる人は多分いない。』

斗「ふーん。」

愛『斗真大丈夫かな？』

斗「大丈夫！


　　ゔ！！」


愛『！！！！！
　　斗真！！！！！
　　な、何？
　　どうしたの？』

斗「・・・ぅ・・・ゲホゲホ！！」

愛『ねえ！
　　斗真！！
　　どうしたの！？

　　やだ！
　　死んじゃやだ！！』