あなたとの距離 あと10センチ
レ「・・・・・・
  そっか・・・・・。
  確かに女々しいな。」

斗「うっせー!」

レ「でも、俺の負けかもね・・・。


  愛美、最後に。
  俺なら君を幸せにできるよ?」



初めて斗真の本音を聞いた。
私だって不安だった。
でも、待たせてるのは私だから
とにかく頑張るしかないと思った。
早く、帰るため。
そう思ってるのは私だけなのかな?
って思って苦しかった・・・・・・・・。


でも、斗真はずっと待っててくれた。
もう、待たせ続けるのは悪いもんね。



愛『ごめんなさい!
  でも、ありがとう!!』

レ「フ・・・・
  やっと、愛美の本当の笑顔を
  見たよ・・・・・。」

愛『え?』

レ「ううん。
  幸せそうでよかった!


  じゃあ、二人ともまたあとで~
  愛美!これからも仕事よろしくな~!」


そう言って去っていく。



  ギュ・・・



愛『ん?』

斗「・・・・
  俺、もう待てない・・・・。」

愛『え!?』






  チュ


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