あなたとの距離 あと10センチ
その後あの人、近江 庵
私を拾ってくれた。
感謝してる、でも・・・・・
あの人には闇があった。
近江組。
組は全国№1
そんなあの人の家はすごく恐ろしかった。
その頃、壊れきった私は何にも気づかなかった
家の中が赤いことや
鼻にさす嫌な臭い

気づいたのは・・・・
庵と仲良くなった頃・・・・
彼の笑顔に恐怖を抱き始めたとき。
なんで気づかなかったんだろうね・・・。
彼はとんでもない人殺しだった・・・。
その現場を目撃してしまった。
それから庵の態度は変わった。

庵「俺から離れたら許さいよ・・・。」

私は庵を信じてた。
優しい彼を・・・・・・・。
そんな彼に裏切られた。
私は一度ならず二度目のレイプをされた。

毎日毎日恐怖にたえた。
逃げ出すことはできた、けど、
私が逃げれば関係ない人を殺す
そう言われたから。
彼ならやりかねない・・・・。
それは嫌。

そしてどんどんけがれていく・・・・・・・・。


私はとうとう・・・・逃げ出した・・・・・。


何人が犠牲になったか知らない。
こんな無責任な私をきっと許さないだろう。





そのあと私は家に帰った。
父さんに怒られた。
それもそのはず、
何か月も帰ってこなかったから。


私の変化に気づいた佑真たちが
問い詰めてきた。
今更だと思って言った。
いつか知られて離れてくなら
今自分で言って覚悟したうえで
みんなから捨てられたかったから。


でもみんなは私を一人にしなかった。

彰人が族を作ろうと言った。
そうしてできた蝶乱。
総長に任命された。
私は強くなるって決めた
だから総長になった。
私は喧嘩の素質があった
すぐ強くなった。
誰にも負けないくらい
初めて本気で喧嘩したのは
あの男
私を襲った奴。
弱かった。
私の圧勝。
ぜんぜん歯が立たなかったあのころと
違った。
うれしくて
私は治安を守るため、私のようなめにあう
人が減るように・・・

蝶乱はだんだん大きくなって
ほかの族とも抗争をした。

それから数年してトップに立った。




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