あなたとの距離 あと10センチ
斗真side



庵「・・・・。」

斗「やっぱりここだったか・・・。」

庵「よくここまで来れたなぁ。
  なぜだ?」

斗「俺の弟が相手してくれたおかげだよ。」

庵「・・・あいつらー!!!!!」



  プルルルルルー・・・


  ピッ


庵「何をしていた!!!
  がき二人に!!」

『何ってさぁ♪
  わざと一人見逃してやったんだよ!

  兄弟らしいじゃん?
  さっき‘ごめん兄ちゃん’
  って言ってたからさ~。
  死体を見たお兄ちゃんは正気で
  いられるのかきになるし~!

  いいだろ?べつに!』


庵「・・・まあいい!
  このがきは俺の相手にもならん。
  好きにしろ。」

『おう!』

斗「・・・・。」

庵「おい兄ちゃん
  ここにいていいのか?」

斗「は?」

庵「可愛い可愛い弟が
  死んじまうかもだぜ?」

斗「何を言って───────」




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