天国への7日間～幸せ～

余命宣告

ある晴れた日、私は久しぶりに幼馴染みの住む街へ遊びに来た。
（翔…元気にしてるかな？）
私は久しぶりに会える喜びから少しだけ早く家を出て、翔の家に行き、うきうきとチャイムを鳴らす
「はーい、あらっ！椿ちゃんじゃないの！ほらっ、翔！椿ちゃんが遊びに来てくれたって！遠いのにわざわざありがとうね、翔も喜ぶわぁ」
いつもどおり、翔のところのおばさんは優しく歓迎してくれた。
私は何年ぶりに入る翔の部屋のドアを開けるのを、少しだけためらってしまった
「翔～っ！久しぶりー！元気してた？」
私が走っていくと、翔は少し照れ臭そうにしながら
「椿！久しぶりだなっ！元気元気！ピンピンしてるよ！」
なんてお爺ちゃん臭いことをいった。
「ねぇ、せっかく来たんだしさ、街へ行こうよ！私行きたいとこあるの！」
「そうだなっ！新しく…か、か、かふぇ？ってのができたんだってよ！」
「そうだね！行こう、カフェ！」
相変わらず元気で優しい翔に、私はほっとした気分だった。