君に夢中
「はよー。」


お兄ちゃんが珍しく
自分から起きてきた。


「おはよ!お兄ちゃん」

「優子……今日、送ってく」


は?なんで!?
そんな珍しいことってある?


「え、なぜに?」
「優人も送ってく。早く準備しろ」



そう言って
お兄ちゃんは洗面所に行った。

「…………」
「…………」

優人と顔を見合わせる。


「にーちゃん何かあったな。」


私もそう思う

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