君に夢中
「分かった。
弱い俺でごめん。強くなった時に
また、優子に出会いたい。


幸せをありがとう。
愛してた。本当に愛してた。」



涙が止まらない。



「ゆー、泣かないで?
野球を応援してるから。
またね。」


「あぁ。じゃあな。」


そう言って、ゆーは出て行った。


その瞬間、私は泣きじゃくった。
思い出が溢れてきて。


どうしてこんなにうまく行かないの。
神様は意地悪だ。


もう、二人で会うこともなくなるんだね。


ありがとう、ゆー。
そして、ごめんね。
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