僕から、キミへ~anotherstory~
ハルナが事故に合い、僕が倒れてから数週間経った。
ハルナは車椅子に乗って生活している。
僕も今は大事を取って入院し、今は一時退院を迎えている。
「でも安心した。ハルナが無事で」
「あたしもカイが無事で良かったよ。
一時期どうなるかと思ったんだからね」
僕の発作は、一時的だった。
だけど…また起きるかもって医者には言われて。
完治していないのだと改めて現実を知った。
「カイ!」
「ハルナ!」
「あっ、カネっち」
「リナー!久しぶりー」
学校にはお互い行けていないため、公園で話していると。
学校帰りらしいカネっちとリナさんのカップルがやってきた。
お互い色違いのブレスレットを腕につけている。
いつかそれが指輪に変わることを、ふたりは約束しているらしい。
「お前ら大丈夫なのか?」
「平気だよ。
もう暫く学校には行けないけど」
「ノートのことなら任せておけ。
俺が完璧なノートを見せてやるよ」
「期待してるよ、カネっち」
「期待しておけ、イマっち」
そしてふたりして同時に吹きだした。