僕から、キミへ~anotherstory~
「ハルナー!もう驚いたんだからねー?」
「ごめんね心配かけて。
暫く学校には行けないけど、ノートよろしくね」
「このリナ様に任せなさい」
自信満々なリナさんにハルナさんが笑う。
「本当、良いコンビだよね。
カネっちとリナさんって」
「だろー?
まっ、お前らふたりも負けてねーけどな?」
「ちょっとイマっち!
どうして私のこと、リナ“さん”なのよー。
良い加減、リナって呼びなさい?」
「あー…それは無理ですね、リナさん」
「どうしてよイマっち!」
「僕が呼び捨てに出来るのは、ハルナだけですから」
3人が一斉に、黙り込んだ。
そして沈黙を破ったのは、カネっちだった。
「あっちーねぇ。
羨ましい限りですよイマっち」
「だろ?カネっち」
「あーん!
私たちも負けないぐらいラブラブしよ?カネっち」
「任せとけリナ!」
「カイ…あたし、心臓持たない~」
「それじゃ」とカネっちとリナさんが公園を出て行く。
この後放課後デートするらしい。
本当、仲の良いカップルだ。