お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
「そんな…驚くほど、大したことないですよ。
まだまだ半人前ですから…」
照れてしまうけど
そう言ってくれると嬉しい。
「はぁ…パティシェねぇ…」
呆れたような発言をするアイツ。
ムッ 何こいつ!?
「まぁーまぁーこいつ甘い物ダメだからさ。気にしないで仲良くやろうよ。
麻衣ちゃんタメ口でいいからね」
そう笑顔で言ってくる宝条君。
「あ、はい。じゃ無くて…うん。
あいつには、特にそのつもりでいきます!」
キッパリと言う。
あんな奴に敬語なんて、使ってやらないもんね。
「じゃあ、よろしくー
いやー楽しくなりそうだなぁ~」
嬉しそうな宝条君。
この人ぐらいだよ…楽しそうなのは…。
はぁ~どうなる事やら…
先が思いやられてしまいそうだわ。
溜め息を吐いた。
そして、翌日。
悠斗は、私の自宅を教えてくれた喫茶店「スノーマン」に行っていた。