お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
「悠斗君…可哀想だね…」
心配そうに言う雪乃。
「…うん。そうだねぇ…」
どうにかしてあげられないものか。
その頃
悠斗は、イライラと苦しそうな表情をしていた。
バサッと近くにあった本を投げ捨てる。
「気分悪いし、イライラする」
そう言いながらベッドに倒れ込むように寝転がっていた。
私は、気になりもう一度覗いてみる。
「悠斗……起きてる?」
ソッとドアを開けてるとベッドで寝ていた。
ぐったりとしていて
苦しそうに唸っている。
凄い汗だ。
「………素直じゃない奴」
そう言いながら持ってきた冷えピタを貼り
ちゃんと布団をかけてあげる。
しばらく看病をしていたら
いつの間にか眠ってしまったようだ。
ハッと気づいたら
朝になっていて悠斗の姿はなかった。
あれ?悠斗は!?
慌ててリビングに向かうと
声がした。
「悠斗大丈夫か?」