お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
悠斗は、マスターである幸信おじさんに
早速文句を言っていた。
悠斗は、ここでバイトをしている。
「これって…どう言う事なんですか!?
おかげで、ムカつく女と一緒に同居する事になったんですけど…」
「アハハッ……そりゃあ災難だったなぁ~!!
でも、まぁーいいじゃないか。可愛い麻衣ちゃんと一つ屋根の下で暮らせるんだぜ?」
からかうように言う幸信おじさん。
「あれのどこが、可愛いんですか!?
まったく、可愛いくねぇーし。
留学して戻って来るなんて…聞いてませんでしたよ!」
不満げな悠斗。
「悪い、悪い!麻衣ちゃんの父親。アイツとは…昔からそそっかしい奴でなぁー学生の時なんて
俺とアイツの好きな子が、どう間違ったか俺と両思いだと勘違いしてさー」
いつもの長い話を語り始める幸信おじさん。
すると
「すみませーん」
お客様が呼んでいた。
「俺…注文聞いてきます!」
そう言うとさっさと話を無視して行ってしまう。
「…って、おい!!無視かよ!?聞いてよー」
ツッコミを入れるのだった。
私は、そんな話をしていたことを知らなかった。