お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
「俺は…今でもあんたのやった事は、許せない。
亡くなってもお母さんをずっと大事にして欲しかったのに
どんでも無い女ばかり再婚して…。
だから、これからも戻る気も許す気もない」
「…分かってる。私のした事は、間違っていた。
でも分かってくれ。
お母さん以上に愛せる人は、居なかった。
お前にも苦労ばかりかけて…すまないと思っている」
申し訳なさそうに頭を下げるお父さん。
悠斗は、その姿を見ながら
「俺は…小さい頃から夢があった。
父親みたいな歯医者になるって…今でもそれは、変わってない」
「悠斗…!?」
「…家には、戻る気なんてないが時々帰るよ!
その時は、色々教えてくれないか…?医学を」
悠斗は、お父さんに頼みごとをする。
「あぁ…もちろん。
私の知識を全部教える」
驚きながらも嬉しそうに答えるお父さん。
「…ありがとう…」
照れくさそうに言う悠斗。
そして
帰る時に悠斗のお父さんが
「今日は、本当に…ありがとう。
皆さんにもよろしくって伝えておいてくれ!」
「分かった…伝えておくよ!じゃあ」
そう言い家に帰った。
その頃
私達は、悠斗の帰りを心配していた。