お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
「えっ…でも…私、友達と約束があるし…ちょっと」
無茶を言わないで欲しい。
しかし宝条君は、
「なら、その友達もココに呼んじゃいなよ!?
さー入った、入った!」
そう言いながら強引にお店に引っ張りこむ。
ちょっ…ちょっと!?
ガチャッ
「こんにちはーまた、来たついでに
もう1人連れてきました~」
明るい口調で中に入って行く。
「おー輝って、あれ?
麻衣ちゃんじゃねぇーか!!」
驚いた表情をするマスターの幸信おじさん。
「…こんにちは。幸信おじさん」
挨拶をすると
恐る恐るあいつの顔をチラッと見てみる。
やっぱり…もの凄く嫌そうな表情をしていた。
「…何で、お前も一緒なんだ!?」
怪訝そうに言ってくる。
そんなに嫌な顔をしなくてもいいのに…
だから会いたくなかった。
「別に…いいでしょう。
昔から知ってるのよ。私もよくココに来るし…幸信おじさんに会いに…」
そんなに嫌な顔をしなくてもいいのに…
だから会いたくなかった。
「おー嬉しいことを言ってくれるじゃねぇーか」
喜ぶ幸信おじさん。