お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~

「そうだ。覚えてるか?
遊園地で迷子の子を捜した事もあったよな」
笑いながら言う聡。

「あった、あった!
デートの事すっかり忘れて、ずっと捜してたよね。
聡なんて…もう必死になって」と笑い合う。

「あはは、そうそう。懐かしいなぁ~」

そう…あの時は、聡カッコイイと思った。

もっと好きになった瞬間だった…。

思い出話をしているとあっという間に
時間が過ぎてしまう。
「じゃあ…私、そろそろ帰らないと…」

「あぁ、急に誘ってごめんな。
ありがとう」
お礼を言われる。

「うん。じゃあね」
そう言い聡と別れて帰った。

そして、その事を雪乃に伝えた。

「えぇっーそうなの!?
聡君相変わらず…真っ直ぐだねぇ~」
驚く雪乃。

「えっ何?何?
何が…真っ直ぐの?」
後から現れた輝君は、興味津々に尋ねてくる。

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