お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
そして
そんな気持ちも虚しくクリスマスイヴの24日。
私は、聡に会う事になった。
「じゃあ…行って来るね。」
「うん、楽しんで来てね。麻衣ちゃん」
笑顔で見送ってくれる雪乃。
「うん…行ってきます」
私も笑顔で出かけていく。
「…で?お前は、いい訳?」
輝君は、悠斗に言う。
「…別に。俺は…関係無いし」
「まぁ…お前にどうのこーの言う事じゃ無いけど
もう少し素直になってもいいんじゃねぇーの?
このままだと麻衣ちゃん…その元彼に取られちゃうぞ?」
「麻衣ちゃんはね。
本当は、悠斗君に止めてほしかったんだよ!
素直じゃ無いけど…麻衣ちゃんの気持ちも
分かってあげて」
雪乃も言った。
「…………。」
黙り込む悠斗。
「ほら、カッコ悪いんじゃねぇーのか?
麻衣ちゃんのこと好きなら行ってやれよ!」
ドンと背中を押す輝君。
そうしたら
パッと悠斗は、出て行った。