お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
えっ?
…何で、喜ぶの!?
そうしたら
「だったら、1人ぐらい増えても変わらないよね?」
笑顔でそう言ってくる雪乃。
はい?
ちょっ……何ですって!?
「実はねぇー私も住む家無いんだ~
前は、彼氏と住んでたんだけど…2股かけられててさー別れちゃって。で、勢いで出て来ちゃったの。
お金もムカついてたくさん買い物したり寝泊まりに使ったら残り少なくなって困ってるのよね」
はぁっ!?
「あんた…また、ろくでも男に捕まってたの!?
だから男選びには、慎重になれって何回も言ってるじゃん。
もー雪乃ったら…」
雪乃は、昔からそうだ。
男運がなく惚れっぽい。そのせいで変な男に度々捕まり泣かされてしまう。
「ごめんなさ~い。
だから、しばらく一緒に住まわして?お願いします」
必死に頼み込んでくる。
まったく……仕方がないわよね。
「も~しょうが無いわねぇ~」
溜め息混じに私は、許した。
しかしアイツが
「おい。何で、あんたが勝手に決めてるんだよ!?
俺達の意見もあるだろ?
俺は、嫌だぞ…1人でも厄介なのに…」
嫌そうに言う悠斗。