お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
「じゃあ、また連絡するわ」
そう言い軽く私の頭を撫でて行こうとする。
行っちゃう。
ま、待って!!」
慌てて悠斗の裾を掴む。
「何だよ?」
「えっ…いや…その…」
動揺して手を離した。
私も自分にやった事に驚いている。
ちゃんと割り切ったはずなのに…
離れたく無いと思ったら勝手に手が…
「何でもない。ごめん」
「ふ~ん。やっぱり寂しいんだ?」
ニヤリと笑う悠斗。
なっ!?
「そ、そんな訳がないじゃん!!
馬鹿な事を言わないでよ……悠斗ったら」
慌てて否定するが悠斗に
「ふ~ん。じゃあ、何で?
お前…泣いてんの?」
そう言ってくる。