お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
次の日もまた次の日も
気にせずに毎日のようにいくつかのケーキを作ったけど
なかなかこれだと思う形にならないでいた。
味は、いいと思うのに……
何かが足りない。何が足りないのだろう?
うーん。こう言った悩みを解決出来るのは……
くっ仕方が無い。アイツが居るのは、凄く嫌だけど
幸信おじさんの所でアドバイスを貰うしかないわよね。
私は、嫌々ケーキを包み
幸信おじさんが居る喫茶店「スノーマン」に行った。
ガチャッ
「幸信おじさ~ん。居る~?」
中に入ると幸信おじさんが居た。
「いらっしゃい。
あれ?どうした…麻衣ちゃん?」
アイツも私に気づくと
「…何で、またお前が来るんだよ!?」
迷惑そうに言ってきた。
「うるさい。
私は、幸信おじさんにアドバイスを貰いに来たのよ!!
ねぇー幸信おじさん。このケーキをコンクールに出したいんだけど…ちょっと味見してくれない?」
「うん?どれどれ」
「これなんだけど……」
私は、幸信おじさんに試作のケーキを渡して食べて貰う。
どうだろうか?
パクッ
「う~ん。これは…もう少し砂糖を控えた方がいいなぁ~後、もう少しメレンゲを加えてみろ!」
味見をしながら的確なアドバイスをくれる。