お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
「ありがとう…一生懸命作って来るよ!
じゃあ…行ってきます」
そう言いタクシーに乗る。
悠斗は、黙って私を見送っていた。
しかし、途中でアクシデントが起きた。
この日限ってかなりの渋滞で…なかなかタクシーが動かない。
「あの~後どのぐらいかかりますか?」
「そうですねぇ~後30分ぐらいは、動かないかも知れませんね」
タクシーの運転手がそう言って教えてくれた。
ど、どうしょう!?
30分もかかったら完全に遅刻だよ!!
このままだと…コンテストに出る所か失格になっちゃう。
何とか間に合いたい…でも、走っても間に合うが
分からないし。
こんな形で終わるなんて悔しい。
そこにスマホが鳴った!!
メールの着信音だ。
相手は、雪乃からだった。
『そろそろ会場に着いた?』
そう書かれてあった。