お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~

「今日は、ありがとう。
これ、お礼を込めてなんだけど…食べて」

『うわぁー美味しそう。
お菓子たくさんある~!!』
大喜びの雪乃と輝君。

そして、美味しそうに食べてくれる。
良かった…喜んでくれた。

「…俺には、お礼になって無いんだけど…」
甘いのが嫌いな悠斗は、不満げだった。
そう言うと思っていた。

私は、アイツに紙袋を渡す。
「…あんたは…こっち」

「……何これ?」

「その…お礼よ!輝君に頼んでくれたし…」
恥ずかしそうに目線を逸らしながら伝えた。

「…サンキュー」
そう言い紙袋の中を開ける悠斗。
中身は、ケーキの形をしたロウソクだ。

「…俺は、女かよ!?」

「…こ、こう言うの可愛いと思って…別にいらないならいいわよ。
返して!!」
恥ずかしくなり取り上げようとする。

「別にいらないって言ってねぇーし」
ムスッとした表情でツッコむアイツ。

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