お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
「嘘だ~態度がそう言ってる」
「これは、元々だ!」
奪い返そうとする私の手を拒む悠斗。
じゃあ、素直に貰いなさいよ!?
「アハハッ…仲いいよねぇ~2人共」
輝君がまた仲がいいと言ってくる。
「そうだよねぇ~って…あっ!!?
そう言えば、今日麻衣ちゃんの誕生日だよ!!」
突然思い出したように言う雪乃。
「えぇー本当!!?」と驚く輝君。
あっコンテストの事が夢中で
自分自身が忘れるなんて……
「麻衣ちゃん7月17日生まれだもん。
あ~プレゼント買うの忘れてたーどうしょう」
慌てたように騒ぐ雪乃。
「そんなのいいよ。私も忘れてたもん」
「じゃあさープレゼントは、またにして今からお祝いしない?
丁度ケーキもあることだし」
提案する輝君。
「なるほど。さすが、輝君。
麻衣ちゃんロウソクを立てようよ~」
そう言いケーキ用のロウソクを探す雪乃。
見つけると1本ずつケーキに刺していく。