お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
「…ごめん…」
悪いと思い謝ると悠斗は、
「しかし、ずいぶん情けなく無いか?
お前は…あいつの事を好きじゃ無かったのか?」
そう輝君に告げてくる。
悠斗……!?
「仕方が無いじゃないか!!
いくら好きでも…俺じゃあ、嫌がられるだけだよ。
酷い男でもあんなカッコイイ人が雪乃ちゃんには、似合うんだ…」
「はぁっ?馬鹿じゃないの!?
そんな事ぐらいで、嫌がる子じゃ無いわよ!!
雪乃を大事に出来ない男が、雪乃を幸せに出来る訳が無いじゃん。そんなの私が、許さない」
その言葉に腹が立って仕方がなかった。
「…麻衣ちゃん…」
「雪乃を守ってよ!?
カッコ悪くてもいいから雪乃を助けて」
泣きながら必死に言う。
それは、輝君じゃないとダメなんだよ……
「………。」
黙り込む輝君。
そして
雪乃に居る喫茶店に向かって走って行った。
「…お前にしちゃあ…いい事を言ったじゃん」
ハンカチを私に差し出しながら言ってくる悠斗。
「…ありがとう…」
悠斗の前で泣くのは、悔しかったけど
ハンカチを受け取った。