お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
そして店を出た。
少し歩いた所で雪乃は、
「輝君どうして…こんな事を…?」
驚きながら尋ねる。
立ち止まる輝君。
「…ごめん。
でも、どうしても我慢出来なかったんだ。
雪乃ちゃんを金づるにするあいつが…許せ無くて」
「金づる…?
まさか…宏樹君がそんな事……」
「本当だよ。遊び相手と金づるにしようとしていたんだ!!
あんな奴やめておきなよ!?」
そうしたら雪乃は、
「あぁ、またまた私騙されちゃったんだ?
本当に男運無いよねぇ~」
悲しそうに言ってきた。
「…雪乃ちゃん…信じてくれるの?」
「うん。輝君嘘つかないもん。
心配かけてごめんね。私馬鹿だから…呆れちゃったでしょう?」そう苦笑いをする。
「そんなこと無いよ!」
「…いいよ。もともと馬鹿だってよく分かってるから大丈夫。
こんな私じゃあ、誰も好きになってくれないよねぇ…」
「雪乃ちゃんは、馬鹿じゃないよ。
俺は、そんな雪乃ちゃん好きだよ!!
可愛くて思いやりがあって…こんな俺でも優しくしてくれて…だから、諦めるなよ!?」
想いを告げる。