お菓子でおかしな関係!?~4人の同居生活~
そして雪乃を思いっきり抱き締める。
「…輝君…?」
「俺じゃダメかな?頼りないしカッコ悪いけど
雪乃ちゃんを大事にする。
こんな風に泣かせたりしないからさ…」
強く強く抱き締める輝君。
「…輝君……」
そうすると泣き出す雪乃。
「雪乃ちゃん今は、無理でもこれから好きになってくれればいいから。だから、まだ好きでいてもいいよね?」
「…うん…」
雪乃は、輝君の腕の中で泣きながらも頷いた。
その様子をじっと見ていた私と悠斗。
「何とか上手く行ったみたいだね」
「…そうだな」
「このまま付き合えば…いいのに」
お似合いだと思うんだけどな。
「それは、あいつら次第だろ」
苦笑いをしながら言う悠斗。