はい 死神さんです 2
4話目~初回収~
ポワァン
メルト「わあっ!」
ドサッ
ハク 「よっと。」
トッ
メルト「イタタ・・・。」
ハク 「大丈夫?着地には気をつけて。」
メルト「ここは・・・?」
ハク 「ここは、今日の君の仕事場だよ。はい 懐中時計。」
メルト「ありがとうございます。ん?」
懐中時計には時計モード・スイッチモードの機能が付いている。でも
メルト「ハクさん、このマップモードと情報モードってなんですか?」
ハク 「新しく追加された機能だね。マップモードは回収対象者の居場所が分かる。情報モードは、
回収対象者の情報を表示してくれるんだよ。」
メルト「回収対象者・・・?」
ハク 「死亡者リストに載った人の事を回収対象者って言うんだよ。」
ピコン
懐中時計がマップを表示した。
ハク 「おっ、今の位置と対象者の位置が近いね。じゃあ、行ってみようか。」
メルト「は、はい。」
回収対象者のいる位置まで歩いて3分ぐらいの距離ですぐに目的地に着いてしまった。
ハク 「あそこに居るのが君の今回 魂を回収する長田莉奈さんだよ。」
ハクは長田莉奈を指しながら言った。
メルトは回収対象者の姿を見る。
長田莉奈はセミロングで少し茶髪の女の子だ。
ピコン
懐中時計は情報を表示していた。
長田莉奈の情報
・17歳
・誕生日8月26日
・血液型A型
・家族構成
莉奈、弟、母、父、猫
明るく友達の多い優等生
最近風邪をこじらせた入院した←退院済み
部活→テニス部 クラス→2年A組
メルト「ここまで教えてくれるんだ。」
ハク 「情報が分かった所で ここからは君 独りで仕事をやってもらう。」
メルト「え!そ、そんな初めてで何も知らないですよ!?」
ハク 「大丈夫だよ。習うより慣れろ 物陰から見守っているから頑張って。」
メルトはハクに思いっきり背中を押され道に飛び出した。急いで後ろを向くと、もうハクはいなかった。
莉奈 「バイバーイ。」
莉奈は友達に手を振って別れたところだ。
その光景をメルトは姿を消して見ていた。死神の姿は回収対象者にしか見せてはいけない決まりがある。
メルト「回収対象者にしか姿を見せちゃダメなんだよな。うーん、出来るかな?」
メルトは不安な気持ちのまま 莉奈に近づいた。莉奈の後ろに立ち息を吸い込んでから声をかけた。
メルト「すみません。」
莉奈はその声に反応し振り返った。
莉奈 「なんですか?」
どうやら莉奈には姿が見えているようだ。メルトは少し安心し、単刀直入に言った。
メルト「初めまして 、死神のメルトと言います。死亡者リストに名前が載ったのでお迎えに上がりまし
た。」
莉奈 「どう言う事ですか?」
莉奈はどうやら分かっていないようだ。無理はない。説明に心が折れそうだと思いながらメルトは詳しく
説明を始めた。
メルト「死神は人間の魂をあの世に届ける事が仕事です。なので長田莉奈さんの魂を回収
しに来ました。ご理解出来ましたか?」
莉奈 「な、何なんですか 貴女。いきなり現れて魂を回収って 私が死ぬって事なんですか!?」
莉奈は悲しむより怒りの方が大きかった。メルトは困りどうすればいいか分からなかった。
メルト「・・・怒りたい気持ちは良く分かります。でも本当の事なので 理解して頂きたいです。」
メルトはせいっぱいなだめたつもりだったが、逆に莉奈をもっと怒らせてしまった。
莉奈 「いい加減にして下さい!警察呼びますよ!!」
メルトは流石に警察はやばいと思ったが、自分は死神だという事を思い出した。そして莉奈に言い放った。
メルト「警察を呼んでも無駄ですよ・・・?」
メルトはニコっと笑った。
メルト「わあっ!」
ドサッ
ハク 「よっと。」
トッ
メルト「イタタ・・・。」
ハク 「大丈夫?着地には気をつけて。」
メルト「ここは・・・?」
ハク 「ここは、今日の君の仕事場だよ。はい 懐中時計。」
メルト「ありがとうございます。ん?」
懐中時計には時計モード・スイッチモードの機能が付いている。でも
メルト「ハクさん、このマップモードと情報モードってなんですか?」
ハク 「新しく追加された機能だね。マップモードは回収対象者の居場所が分かる。情報モードは、
回収対象者の情報を表示してくれるんだよ。」
メルト「回収対象者・・・?」
ハク 「死亡者リストに載った人の事を回収対象者って言うんだよ。」
ピコン
懐中時計がマップを表示した。
ハク 「おっ、今の位置と対象者の位置が近いね。じゃあ、行ってみようか。」
メルト「は、はい。」
回収対象者のいる位置まで歩いて3分ぐらいの距離ですぐに目的地に着いてしまった。
ハク 「あそこに居るのが君の今回 魂を回収する長田莉奈さんだよ。」
ハクは長田莉奈を指しながら言った。
メルトは回収対象者の姿を見る。
長田莉奈はセミロングで少し茶髪の女の子だ。
ピコン
懐中時計は情報を表示していた。
長田莉奈の情報
・17歳
・誕生日8月26日
・血液型A型
・家族構成
莉奈、弟、母、父、猫
明るく友達の多い優等生
最近風邪をこじらせた入院した←退院済み
部活→テニス部 クラス→2年A組
メルト「ここまで教えてくれるんだ。」
ハク 「情報が分かった所で ここからは君 独りで仕事をやってもらう。」
メルト「え!そ、そんな初めてで何も知らないですよ!?」
ハク 「大丈夫だよ。習うより慣れろ 物陰から見守っているから頑張って。」
メルトはハクに思いっきり背中を押され道に飛び出した。急いで後ろを向くと、もうハクはいなかった。
莉奈 「バイバーイ。」
莉奈は友達に手を振って別れたところだ。
その光景をメルトは姿を消して見ていた。死神の姿は回収対象者にしか見せてはいけない決まりがある。
メルト「回収対象者にしか姿を見せちゃダメなんだよな。うーん、出来るかな?」
メルトは不安な気持ちのまま 莉奈に近づいた。莉奈の後ろに立ち息を吸い込んでから声をかけた。
メルト「すみません。」
莉奈はその声に反応し振り返った。
莉奈 「なんですか?」
どうやら莉奈には姿が見えているようだ。メルトは少し安心し、単刀直入に言った。
メルト「初めまして 、死神のメルトと言います。死亡者リストに名前が載ったのでお迎えに上がりまし
た。」
莉奈 「どう言う事ですか?」
莉奈はどうやら分かっていないようだ。無理はない。説明に心が折れそうだと思いながらメルトは詳しく
説明を始めた。
メルト「死神は人間の魂をあの世に届ける事が仕事です。なので長田莉奈さんの魂を回収
しに来ました。ご理解出来ましたか?」
莉奈 「な、何なんですか 貴女。いきなり現れて魂を回収って 私が死ぬって事なんですか!?」
莉奈は悲しむより怒りの方が大きかった。メルトは困りどうすればいいか分からなかった。
メルト「・・・怒りたい気持ちは良く分かります。でも本当の事なので 理解して頂きたいです。」
メルトはせいっぱいなだめたつもりだったが、逆に莉奈をもっと怒らせてしまった。
莉奈 「いい加減にして下さい!警察呼びますよ!!」
メルトは流石に警察はやばいと思ったが、自分は死神だという事を思い出した。そして莉奈に言い放った。
メルト「警察を呼んでも無駄ですよ・・・?」
メルトはニコっと笑った。