【完】あなたからのアイラブユー
『あー!…もういいよ』
『え?あっ…』
見たことないくらい顔を真っ赤にさせている星那君に胸のドキドキがもっと速くなる。
こんな顔見た事ないよ…私、自惚れてもいい……?
『星那君…私のこと…好き、ですか?』
『………どうだろうね』
『えぇ!?もしかして私だけが好きなの…?』
ズーンと暗くなる。
そりゃあ…こんな私と王子様の星那君が付き合うなんて地球に星が落ちてくるくらいの奇跡だったけどさ。
星那君が私のことを好きになるなんてUFOが目の前に現れるくらいの確率だけどさ…
…でもあんな真っ赤な顔をされると少しだけ…本当に少しだけ期待しちゃうよ……
私のこと好きなのかな?って……
『…桃色』
『…はい。…さっきは名前で呼んでくれたのにな…』