俺を溺れさせて
また あの和食の店
ここ私にとって鬼門なのかも
料理は美味しいんだけど

「専務に聞いた麻衣さんは、ここがお気に入りだと」
何考えているんだ?あの夫婦なんだ?



おい、青野また違う野郎と来ていると肘でつついた。
顔がにやけているぞって言われたがこればかりは、どうする事も出来ない

「麻衣さん俺たちの未来に乾杯」

「何?未来にって」
ヤバ これ秘密だったんだ。
「みんなしてばかにしないでください」と店で辞表を叩きつけて出ていった。

「青野、いけ」

裏口から表に出た。

「あのぅ、この間から君の事を見ていました、あんなやつらより、俺と付き合ってください」

「・・・・・・」


「今すぐ返事はいいです、僕の気持ちをわかって欲しかっただけ、君の事が気になって仕方ない」

「私は、桜井 麻衣です」

「俺は青野 です」

「まだどうすればいいのかわかりません、数日待ってください 」

「それは構わない」

「でも、ここ予約とりにくいんですよね?私お見合いするんだった」

「たぶん、その相手僕ですから、気になさらなくとも でも辞表は?」
「本気ですよ、」屈託ない笑顔でいいのけた

また 引き込まれて、気がついたら僕、唇を重ねていた。

「ごめん、ついつい」

「お見合いの時に返事します、また食べ損ねた」ってへこんだら、麻衣さんは顔パスにするねってわらった


「ありがとうございます、私は大丈夫です、店てんてこ舞いでしょ?行ってください」

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